アメリカ自動車生活

2000年1月からアメリカ西海岸で留学生活を始めることになりました。当地では車なしでの生活は成り立たず、必然的にアメリカの車社会に入っていくこととなるのでありました。日々運転していて感じる日本との違いなどについてをレポートしたいと思います。

1.アメリカ交通環境

交通ルールの違いですが、当然ながら右側通行、赤信号でも断りが無い限り右折は安全を確認すれば可。殆どの交差点でUターン可能です。これらはとても合理的だと思いました。 また、路肩は駐車出来る、出来ないなどによって色分けされていて駐車可能区域がわかりやすく示されています、標識を林立させるより解りやすく、景観上もこちらの方が良いよに重います。よく道路わきにずらっと車が駐車しているの見かけますが、あれは駐車が許可されている場所であったり、許可書をもっている車の駐車です。


SanDiego / La Jolla Village Drive





アメリカの道路は直線ばかりで、道路は広いし、高速道路の制限速度も確か100km/h未満・・・なんて、勝手な思い込みからアメリカ人の運転を「のんびりした」、よく言えば「成熟した交通社会」、と、勝手にきめつけていました。確かに、車社会としては成熟しているのですが、決して「のんびりした」ものではありませんでした。

日本におけるドライバーよりアメリカにおけるドライバーの方が「スピード」になれていることはまちがいありません。スピードに慣れているためか、それなりにブレーキもかなり強く踏めています。車線が広い、多い、ということもありますが、それらを差し引いても日本よりアメリカの方が手際の良い運転が目立ちます。

遅い車の後ろに執拗に張り付いてあおる (こちらではtail gateと言います) ようなことも日本ほどは見られず、一定の車間は保って走っていることが多い様です。一方で、高速道路で右へ左へ車線を変更して縫うように追い越していったり、車線変更や交差点を曲がる時ににウインカーを出さない、さらに赤信号でも交差点に進入してくる等の独特のマナーの悪さも目立ちます。

車同士のコミュニケーション、例えば、お礼のためのハザードランプやクラクションなどは用いません。基本的に相手を見て手で合図するのが一般的です。高速道路やトンネル内の渋滞の最後尾でハザードを出すという習慣もこちらではありませんが、日本のこの習慣はなかなかすぐれものと、改めて感じている次第です。


Free Way 805号線 
SanDiego   La Jolla Village Drive/Miramar Road 付近







高速道路は街と街を結ぶために不可欠な道路です。特別な区間を除けば通行料もとられず、車線も多く、日本に比べて一見恵まれているようですが、路面はコンクリートのことが多く(カリフォルニア)、うねりがあったり、荒れていることが多く、バーストしたタイヤの破片が散らかっていることも多々あり路面状況は日本の高速道路と比べるとかなり劣っています。路側帯にガードレールなど無いことが多く、地域によっては高速道路がそのままいきなり一般道になり、その道を横切る道が突然出現することもあります。

高速道路の流入はたいてい充分に加速して流入してきます。高速道路への流入だけでなく、信号からのダツシュなど加速の良さがアメリカ人の運転の一つの特徴かもしれません。大排気量、太いトルクが好まれるのはこういう運転スタイルの影響もあるのかもしれません。

合流はスピードを落とすことなく極めてスムースに行われているのが印象的です。高速道路ではほとんどのところで65マイル(約105km/h)ですが、実際の流れは70マイルから80マイル弱位のこともあります。一般道路でも三車線以上のところでは制限速度はともかく、実際は50〜60マイル(80〜100km/h)で流れていることもよくあります。


Free Way 5号線
SanDiego  Washington Street 付近 にて

夕方や朝など少しでも陽が翳っている時は早めにヘッドライト点灯する車が多く、好感がもてます。さらに日中からヘッドライトを点灯して走っている車もいます。最初に私がレンタカーで借りていた車もサイドブレーキを降ろすと自動的にヘッドライトが点灯するようになっていました。カリフォルニアの法律上は日中から点灯の義務はないのですが視認性が上がるので安全には寄与していると思います。

日本においては無意味な渋滞を誘発しているのではないかと思われる信号を見かけることがありますが、こちらではあくまでも車を流すために存在していることが良くわかります。特に高速道路からの出口においては車をなるべく高速道路に溜めないような信号のタイミングになっています。高速道路の流入もラッシュ時は入り口で信号で時間差を持たせるなどしてとにかくスムーズに流そうという仕組みが見受けられます。

夜の道路は日本に比べて暗いです、街灯がオレンジ色で、慣れないと交差点付近ではあたかも信号のようでもあり、当初はとても紛らわしく感じられました。
 
 

2.私の アメリカくるま選び

私は入国当初レンタカーでアメ車(GM モンテカルロ)を使っていましたが、当然自分の車を購入の必要があり、入国二週間後に購入しました。私の留学場合、金銭的余裕が余り無いことから、必然的に予算は限られ、第一条件が予算、そして家族がいることから4ドア以上、トラブルのリスクが少ないもの、という、予算とトラブルリスクのバランスどりが難しい条件です。

いろいろディーラーをまわっていくつか条件に合致する車はあったのですが、なかには購入を急かすところもあり、今日決めれば$2000引くとか、一見魅力的、実はあやしいセールスも多々ありました。その他、自分のところの在庫をきちっと把握していないセールスや、逆に接客態度から、情報提供まで信頼に足るひとまでいろいろいるものです。結局は安心を買うという意味でアフターサービスに定評のある日本人の経営する日本人向けのディーラーで購入しました。当初は4年落ちくらいのサニーを狙っていて、そこにも条件に合うサニーがあったのですが (ちなみに、こちらでは日本車の中古は相対的に高価です) 、予算的に欲 (低い方に) が出て、結局目にとまったのがマツダのMPVとこのゴルフでした。最初は使い勝手からMPVに決まりかけたのですが、高速を走ったら「Check Engine」は点滅しはじめるし、高速域でのブレーキングでハンドルは取られるし、興ざめでした、ディーラーは直すというものの足回りがどこまで治るか怪しいものでした、その点ゴルフの方は走る、曲がる、止まる、という基本的なところに好感がもてました。内装をみてもエンジンの回り方からしても丁寧に扱われていたことが推測されましたし、何より新車時からこのディーラーが面倒を見てきたという出所が明らかなところも良かったです。整備手帳をみるとある時点までは極めてマメに点検整備を行っていたことがわかります。おまけに領収書へのサインまで残っていて前オーナーが日本人であるということまでわかります。とはいえ、VWだと日本車に比しつまらんトラブルも覚悟しないといかんのですが(というのは私の個人的な経験による)、何より久々(たった数週間ぶりですが・・・) に乗ったまともな感触が気に入って買ってしまいました(笑)。


2000年1月 撮影

いざ納車になる頃にはすっかり冷静な観察ができるようになっています。試乗時には見逃していた、年相応の乗り味などを確認。とはいっても私好みのアップライトな着座姿勢や使い勝手の良い室内空間はやはり魅力的、シートにもへたりは感じられずグットです。内装もそれなりに年月の経過を感じさせる汚れはありますが、前オーナーが大切にしていたらしく明るいカラーリングの内装は「きれい」といえる部類です。

3.アメリカくるま選び - その後 -

その後家族持ちの宿命として2台目としてミニバンを購入。 が、事情により、この車は早期に手放すことになり、別のミニバンを購入、この間の経緯に関しましては「アメリカ自動車 生活」をご覧ください。

今のところゴルフは快調、ミニバンも活躍している次第です。
 
 

2000年11月 編集


TOP